厳選! 0・1・2歳児クラス※で人気がある本
絵本ニュース「園で 家で 人気がある本・楽しんでいる本」№1
※2020年度のクラスです。
0・1歳児クラス※は、食べ物や動物・乗り物など身近な存在や好きなものが登場したり、耳にここちよい音・言いやすい音で構成されたりした絵本が特に好きです。
2歳児クラス※は、日々の生活や散歩・製作等で経験したことを思い出しながら、「(これを)作った!」「(これを)知ってるー」等と言いながらよーく見ています。
そんな乳児クラスで選りすぐりの絵本をご紹介します。
☆:ひよこ文庫(園の文庫)にあります。
*:現在品切れ重版未定。ぜひお近くの図書館でご覧ください。
0歳児クラスで大人気の5冊
食べるの大好き『ぽんちんぱん』(柿木原 政広 作 / 福音館書店)☆ ページをめくるとおいしそうなパンが登場!「おー♪」と嬉しそうに小さな指でつまんでパクっと食べるしぐさをしたり、「どうぞー」と食べさせてくれますよ。 『にんじん』(せな けいこ 作 / 福音館書店) 給食でもよく出るにんじん。にんじんの絵が描かれたページになると、子どもたちも指でつまんで食べるしぐさをします。
動きをまねっこ『おしくら まんじゅう』(かがくい ひろし/さく ブロンズ新社)☆ リズムよく読みながらキャラクターと同じしぐさや表情をすると子どもたちは大喜び!! まねっこする姿もあります。
『くっついた』(三浦 太郎/こぐま社)☆ くり返し出てくる「くっついた」のフレーズに合わせて大人やお友だちとくっついて楽しんでいます。 ここにもあるよ『きんぎょが にげた』(五味 太郎 作 / 福音館書店)☆ 金魚をよーく探している姿があります。絵本を出すとお部屋に飾っているきんぎょのモビールを指さして「ここにもあるよ」と教えてくれます。 |
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1歳児クラスのみんなが大好きな3冊
お誕生日のお祝いに『だれかしら』(多田ヒロシ 作 文化出版局)☆ お誕生日のお祝いとして、よく読む絵本です。動物たちが次々にお誕生日のお祝いにかけつけます。「とんとんとん」と動物が窓から顔をのぞかせて「だれかしら?」と読むと、子どもたちは「○○だ!」と、予想して楽しんでいます。最後はみんながそろって「たんじょうびおめでとう!」。温かい気持ちになれます。 次は何がくるのかな?『がたん ごとん がたん ごとん』(安西 水丸 作 / 福音館書店)☆ 「がたんごとん がたんごとん のせてくださーい」と、各駅で色々な物を順番に乗せていきます。読み聞かせをすると、みんなで次は何がくるのかな?とわくわくしながら見入っています。終点に着くと色々な物たちがテーブルに並び、楽しむ雰囲気が素敵です!
フレーズを口ずさんで♪『とっとこ とっとこ』(まつい のりこ さく/童心社)☆ ねこやアリ、ロボット等が靴をはいて「とっとこ とっとこ」やってきます。次は誰かな?と期待をしたり、お気に入りが現れると、「○○だ!」と喜んだりしています。大人と一緒に「とっとこ とっとこ」と、口ずさみながら見ています。 |
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2歳児クラスの子どもたちをひきつける3冊
クモを見ると「もいちだ!」『くもの もいち』(こしだ ミカ 作 / こどものとも年少版378号2008年9月号 / 福音館書店)(*品切) クモの絵がリアルで怖がるお子さんもいますが、ほとんどの子はよく聞いてくれてクモに親近感を覚えるようです。日常生活の中でクモを発見すると、「もいちだ!」「もいちかな」と言いながら追いかけて観察しています。作者が同じ『いたちのてがみ』(こしだ ミカ 作 / こどものとも年少版404号 2010年11月号 / 福音館書店)も人気です。 言葉や表情に夢中『おかしな おかし』(石津 ちひろ 文 / 山村 浩二 絵 / 福音館書店)☆ 言葉あそびのような文章が軽快に進んでいくところやお菓子たちの面白おかしい表情が子ども達をひきつけるようで人気があります。同じシリーズの『おやおや、おやさい』(石津 ちひろ 文・山村 浩二 絵・ / 福音館書店)☆も好きです。
子どもたちとやりとりしながら『ねられんねられん かぼちゃのこ』(やぎゅう げんいちろう 作 / 福音館書店)☆ おつきさんに「ねなさーい」と言われたかぼちゃの子どもが、次々に寝られない理由を言う絵本。読み聞かせていると子どもたちから「どうして○○なの?」と質問が出たりして絵本そのものも楽しむだけでなく、絵本を通して子どもたちとやり取りができます。 |
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