⭐園庭整備プロジェクトニュース⭐
2021年度に広がった園庭を整備するプロジェクトを進めています。2022年度は子どもたちの願いを受け止めてこれから保育をしていくための大きな力をもらい、まずは安全等を配慮した整備《第1段階》を完了。
2023年度は広くなった園庭を子どもたちと体感しながら大切にしたい柱を職員で話し合い、整備《第2段階》の計画を練り上げているところです。新しいニュースが上に来るようにアップしていきます。
園庭整備で大切にしたいこと
●自然 草木や虫などの生き物と触れあう中で子ども自身が発見する喜びを感じ、大人や仲間と共有しながら経験を広げていけるように樹や植物(野菜栽培)を通して四季を感じることができる環境。緑・土スペースを作る。
●主体的なあそび 公園の固定遊具のように完成したものではなく、自分たちで考え、工夫して遊べる環境。砂・土・水などの変化する素材を使ってあそぶ。 タイヤ・戸板・バスマット・丸太など組み合わせて自分たちの家や、アスレチックが作れる。集団遊びや仲間と思いっきり遊べる空間の保障。色々なものに見立てられる素材・遊具の検討。 ⭐3つの柱は重なり合い、相互に作用しています。 |
●身体づくり 戸外で心も身体ものびのびできるよう身体を動かせる環境。山・斜面・でこぼこな地面などを歩く、走る。乳児も安心して遊べる場所として園庭であそびながら発達を促がすことができるように山を子どもたちと作る。 |
2クラス同時に運動会の練習 2023/09
運動会の練習が始まるので、猛暑で草が茂った原っぱスペースの草刈りを開始。刈っているとバッタがピョーンと跳ねて逃げていきます。バッタには申し訳ないのですが、お引越ししてもらいました。
むしとりに挑戦!「(なかなか)つかまらないなあ」(2歳児クラス)
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草刈りをした原っぱで「よーい ドン!」と声をかけると5歳児の子どもたちは 「よーい」で既に走り出します(笑) 園庭が広がったら「おにわをおもいっきりはしりたい!」というのが子どもたちの願いでした。広くなったお庭を身体で感じてくれていると思います。毎日の遊びの中で身体をたくさん動かすことができるようになりました。 園庭が広くなったので幼児の2クラスが同時に体育競技の練習をしています。 4歳児クラスと3歳児クラスが同時に運動会の練習 |
猛暑の合間にお庭で虫さがし 2023/08/17
記録的な酷暑が続き、なかなかお庭で遊ぶことができません。それでも、奇跡的に遊ぶことができた日のクラス日誌です。 久しぶりに園庭に出るとまずは虫さがし!トンボやバッタを捕まえて興味津々のさくらさんたちでした。また、去年咲いていたアサガオの種が園庭の色々なところから芽を出し(それが踏まれそうなところだったので)、園庭の端に植えるなど自然のものに触れる経験となりました。そしてお日さまや風、土の感触など色々なものを感じ開放感たっぷりに楽しみました(4歳児クラス さくら組日誌)。 原っぱではバッタやトンボの姿をあちこちで見ることができました!高く跳んでいくのを驚き顔で見上げつつも「まってー」と追いかける姿がなんともほほえましいです(1歳児クラス たんぽぽ・つくし日誌)。 |
「トンボ、さわってみたい!」、担任「そっとね、いいこ、いいこだよ」(4歳児クラス) |
広がった園庭づくり・第2弾準備中! 2023/08/08
2022年度は子どもたちが安全に遊べるように外枠のフェンスの取り付け工事と、近隣への配慮から垣根を植えました。当面は原っぱを残し、子どもたちも大人も広くなった園庭を体感しながらあそびはじめています。子どもたちは「おもいっきりはしれる」、「はらっぱは、ころんでもいたくない」と。また、どんどん生えてくる雑草の下を見て「ダンゴムシ!みつけた」と、園庭を探索し発見を重ねています。 おいかけっこで「せんせい、つかまえたー!」(3歳児クラス) でも、これが完成形ではありません。子どもたちの願いを受けとめて、園庭で大切にしたいことを討議しながら、プロジェクトチームを発足し、園庭整備に向けた計画を検討しているところです。 |
「だんごむし、いた!」(2歳児クラス) お庭の原っぱでひなたぼっこ(0歳児クラス) |
園庭拡張までの道のり
広くなるお庭への願い(2022年度5歳児クラス)
園庭に隣接していた市有地は長年空き地になっていました。子どもたちはいつか自分たちで自由に使える場所になったらいいなあと思っていました。春になるとタンポポが咲き、そのうちテントウムシが現れます。「せんせい、とって」と毎日せがまれて、フェンスのすき間から腕を伸ばして採ったり、遠くのテントウムシは長いほうきの柄を通して、柄の先にテントウムシをはわせて採っていました。虫たちが住んでいる原っぱは子どもたちのあこがれの場所でした。 歴代の西久保保育園父母の会の皆さんや地域の方々のおかげで代々の子どもたちの夢が実り、2021年度、法人として市有地を購入することができました。 2022年度に「どんな園庭にしたいか」の意見を4・5歳児クラスに聞いてみました。広くなるお庭への子どもたちの願いは一人一人違っていて、その思いには自分と、自分だけではなく一緒にあそぶ友だちと、クラスを超えた小さなクラスの子たちへの思いまで込められていました。子どもの思いから職員は元気をもらい、これから保育をしていくための大きな力となっています。 |
お庭でランチボックスの日※(5歳児クラス) ※ランチボックスの日:ご家庭から空のランチボックスを持ってきていただき、調理室で作った給食を子どもたちが自分でお弁当箱につめます。子どもたちがおにぎりをにぎることも。気候がよい場合は、テラスや園庭、近隣の公園、天候が思わしくない場合はホールなどで食べます。 |